Samurai Sword Masamune 名刀「正宗」を京都国立博物館で公開へ 2014.10.9



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刀 無銘(名物島津正宗) 奥田米佛門氏寄贈・京都国立博物館蔵 (「京へのいざない」第2期:10/15~11/16展示) 世界的にも芸術的価値が高いと言われる日本刀。そのなかでも、特に有名な刀工といわれているもののなかに、正宗(マサムネ)と村正(ムラマサ)がある。 正宗は鎌倉時代から南北朝時代に、今の鎌倉近辺で活動した刀工のひとり。徳川家に不吉をもたらす妖刀とされ、疎遠にされた村正に比べ、江戸時代には大名家が必ず持っていなければならない名刀という誉れを受けた正宗。それゆえ贋作も多いが、今回150年ぶりに見つかった島津正宗は、正真正銘の本物だという。 この島津正宗は、江戸時代末期の天皇家の皇女・和宮が、徳川十四代将軍・家茂に嫁ぐおり、将軍家が天皇家へ献上した名刀。所在不明になったのは献上から間もない時期だったという。長らく個人所蔵となっていたが、2013年度に京都国立博物館へ寄贈され、今回初公開となった。

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